世界一危険なブラジル、見聞録

ブラジル旅行のハンドブックに

ベロオリゾンテ観光②

6月18日、旅行最終日。今日も友達と一緒にベロオリゾンテ観光です。しかし、今日は日曜なので友達は午後から合流。というのも、ブラジルでは日曜は家族でゆっくり過ごす家庭が多く、この友達の家でも日曜のお昼は必ず家族で食事をするそうです。なので午前中は一人で観光。まずはホステルをチェックアウト。現金払いのみの受け付けだったので近くの銀行のATMでお金を下ろします。明るい朝に歩いて思いました、清潔。自分の住んでるクリチバはゴミも落ちてなくて清潔な街として有名ですが、ベロオリゾンテもすごくきれいで都会的な街だと感じました。

f:id:karatsunoferu:20171217074606j:plainチェックアウト後はバスターミナルへ。今晩のクリチバ行きのバスのチケットを買います。Cometa(コメタ)というバス会社で値段は220レアルちょい。19時45分出発なので時間はたっぷりありますね。少し早いですがお昼ご飯を食べることに。せっかく美食のミナスジェライス州にいるのでミナス料理を食べたい!ということで友達に聞いて紹介してもらったレストランへ。パッチオ・サヴァッシ(Pátio Savassi)というショッピングセンター内にあるちょっと高級なレストランで、ビュッフェ形式でミナス料理が楽しめます。チーズ、お肉料理がとてもおいしかったです。

f:id:karatsunoferu:20171217074836j:plain

 お昼ご飯の後は近くを散策。昨日行ったリベルダージ広場(Praça da Liberdade)も近いのでそこまで歩くことに。友達と待ち合わせている公園へ向かうバスもそのあたりから出ているようなので丁度いい。このあたりはベロオリゾンテの中心地区のようで、街も清潔で近代的です。一部歩行者天国になってて、そこでスケートボードを楽しむ親子がたくさんいました。昨日は暗くて撮れなかったリベルダージ広場周辺の写真もたくさん撮り、ブラジル建築の巨匠オスカー・ニーマイヤー設計のアパートにも出会いました。

f:id:karatsunoferu:20171217074430j:plain

そして待ち合わせ場所のパンプーリャ公園(Parque Ecológico da Pampulha)へ。GoogleMapsで事前にバス停とバスの番号を調べておきました。そしてバス停に着いたらちょうどその番号のバスが来たのでそれに乗ってパンプーリャ公園へ。1時間ほどかかるみたい。結構遠い。リベルダージ広場、バスターミナルを抜けてさらに北の方へ。そして着きました、パンプーリャ公園。

f:id:karatsunoferu:20171217073242j:plain

きれいな湖とポルトガル伝統のアズレージョというタイルでできたサンフランシスコ教会(Igreja São Francisco de Assis)。湖畔にはカピバラの親子もいて本当に美しい公園です。すぐ後ろには遊園地があり、さらに近くにはスタジアムなどのスポーツ施設があります。W杯・オリンピックの施設らしいです。

f:id:karatsunoferu:20171217073646j:plain2時半に友達と合流、なんと家族で来ました。弟君はアニメが大好きだそうで、来月姉弟2人で日本へ行くらしいです。友達とこの弟君の3人で公園内を回るレトロなバスに乗りました。

f:id:karatsunoferu:20171217073813j:plain

弟君は日本語もちょっと分かるということで色々話してみようとしましたが、思春期真っ只中らしく、すごくシャイ。なかなか話せませんでした。バスは公園内をガイドするもので、美術館やダンスホールなどの施設を回ります。1時間以上かかってようやく1周。とにかく広いなと感じました。このときはきれいだな~くらいにしか思わなかったですが、実はこの公園、「パンプーリャの近代建築群」として世界遺産に登録されてました。もっとちゃんと見ればよかった...

f:id:karatsunoferu:20171217074137j:plainレトロバスツアーが終わると友達の家でゆっくり。誰でも大歓迎してもてなすのがミナスジェライス州人のキャラクターだそうで、お茶と軽食ご馳走に。少し風邪気味だったので薬とバスの中でお腹が空くだろうからとたくさんのパン・ジ・ケージョ(チーズパン)もいただきました。時間になると友達がバスターミナルまで送ってくれて、今回の旅行は無事終了。あとはクリチバまで15時間のバスの旅です。途中隣の人に貸したケータイの充電器が壊れるハプニングなどもあり15時間はさすがに疲れたけど、もらったパンが美味しかった!あっという間にクリチバ着いてまた現実に引き戻されました。

・パンプーリャ公園(Parque Ecológico da Pampulha)

営業時間:火-日 8:30~18:00

レトロバスツアーの料金は20レアル、フランシスコ教会の近くにバス乗り場があります。土・日・祝の10:00~12:00、14:00~17:00で行われているようです。

にほんブログ村 旅行ブログ ブラジル旅行へ
にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

ベロオリゾンテ観光①

6月17日、今日はミナスジェライス州の州都ベロオリゾンテへ向かいます。朝10時ごろのバスなので、それまで少しオウロ・プレット観光。街をゆっくり散策し、友人用にお土産を買いました。財布として使う小さめのポーチも自分用に。チラデンチス広場の絵が描いてあります。気づけばもう9時。バスターミナルへ向かいます。バスターミナルの横にも教会があるので最後に見に行きました。残念ながら閉まっていますが、歴史を感じさせる古い教会です。早朝から観光客がたくさんいました。

f:id:karatsunoferu:20171216065027j:plain

そしていよいよベロオリゾンテへ。チケットは前日の朝に買っておきました。Pássaro Verde(パッサロ・ベルジ)という会社で、値段は30レアルくらい。2時間ほどでベロオリゾンテに着きます。昨日は寝ていて気づきませんでしたが、窓からは見える景色は山と緑。オウロ・プレットは山の中の街でした。

クリックすると新しいウィンドウで開きます

さあ、ベロオリゾンテのバスターミナルへ着きました。友達が迎えに来てくれます。のはずでしたが、用事が入ったとのことで先に一人でホステルに向かうことに。タクシーを拾って10分ほどで着きました。チェックインをしようと受付へ、そこで事件が。なんと予約ができていません。確かにBooking.comで予約をして予約完了のメールも届いていたのですが、ホステルには予約の番号がない。オーナーが確認してくれてる間、部屋でサッカーを見ながら待機。隣にいたおじいちゃんに訳を説明すると「番号がないなら予約してないよ。無理。部屋に空きがないから泊まれない。」とかなり冷たく厳しい口調で言われて結構メンタルやられた。メール見せたら、あれ?といった感じで変だね~って。結局予約はできてなかったみたいでオーナーが急遽別のホステルを探してそこまで車で送ってくれました。オーナーの話だとベロオリゾンテではBooking.comでこういうことが時々起こるのだそう。だからホステル間で連絡網を作って対応してるのだそうです。ベロオリゾンテでホステルを予約する際にBooking.comを使う場合は少し注意した方がいいかもしれませんね。私も何十回とBooking.comを使ってますが初めての経験でした。でも移ったホステルがとてもきれいでグレードアップした感じだったので逆によかったなと。ここで友達を待つことに。3時過ぎにようやく来てくれました。まずは中央市場(Mercado Central)へ。ミナスジェライス州は食べ物がおいしくて有名です。特にチーズ。市場にはチーズの専門店がたくさん並んでました。そしてカシャーサ(ブラジルの強い酒)を試飲したりパステル、もちろんチーズ、を食べたりしました。めっちゃ旨かった。

f:id:karatsunoferu:20171216063926j:plain

その後リベルダージ広場(Praça de Liberdade)へ。ここには色んな博物館・美術館が集まっています。その中の1つ、イベントをやってるブラジル銀行文化センター(Centro Cultural Banco do Brasil)へ。中世から近代まで色んな絵画やアート作品が展示されてました。友達が大学で西洋美術について勉強したらしく、全部説明してくれました。

f:id:karatsunoferu:20171216064233j:plain

美術館を出る頃にはすっかり夜に。みんなで近くで飲むことに。ベロオリゾンテでは道にテーブルとイスが用意されてて、店外の路上で飲むのが習慣だそう。日本で例えるとビアガーデン的な感じでしょうか。開放的な感じでいいですね~。11時過ぎまでみんなで飲んで最後はハンバーガーでシメました。

f:id:karatsunoferu:20171216064730j:plain

にほんブログ村 旅行ブログ ブラジル旅行へ
にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

オウロ・プレット観光④

硬貨博物館(Casa dos Contos)を出てホステルへ向かうことに。オウロ・プレットらしい街並みをゆっくり歩きながら向かいます。途中で教会が見えたので寄ってみることに。ホザリオ教会(Igreja de Nossa Senhora do Rosário)は円柱形の珍しい教会。内部も観光名所の教会とは違って、白を基調としたかなり質素なデザイン。豪華絢爛さに疲れてたのでほっと一息。心が落ち着くというか休まりました。

f:id:karatsunoferu:20171215070552j:plain

予約したホステルは地図上では近いと思ってましたが、街の中心部からちょっと離れてました。そしてすごい坂!上るのも一苦労。そして上っていきますがいっこうにホステルらしい建物が見当たらない。看板も何もない。地図だと確かにこの通りなんだが...民家だけが並んでいたので、ホステル探しはまた後にして観光しよう。ということでまたチラデンチス広場に向かいます。カルモ教会の横を通ったらなんと朝閉まってた劇場が開いてる!これは入るしかない。アメリカ大陸最古って聞いてけど、中は結構新しくてきれい。3階まである。高校生が修学旅行みたいな感じで見学してました。

f:id:karatsunoferu:20171215070745j:plain

これで一通り観光名所と呼ばれるところは見終わったなぁ~。でもまだ時間ある。ということで適当にうろうろ。昼間行ったお土産屋に再び入ってみたり、チラデンチス広場周辺をテキトーに歩いてみたり。目的もなく歩いてると結構時間って潰れない。手持ちぶさたでチラデンチス広場に戻ってきて気づいた、あそこの建物まだ行ってない。インコンフィデンシア博物館の向かいにある要塞みたいな建物。あそこからチラデンチス広場の写真を撮ろう。ということで、要塞みたいなのを上るとここも博物館でした。暇だから入ってみることに。科学技術博物館(Museu de Ciência e Técnica)。国立オウロ・プレット大学附属の博物館です。すごい数の宝石や鉱石が展示されてます。石とか化石とか大好きなので大興奮!さすがブラジル、資源も豊富だなぁ。1時間ちょっとじゃとても見きれない。 3時間くらいほしかった。何でここ調べとかなかったんだと後悔しました。個人的なオウロ・プレットMVPです。

f:id:karatsunoferu:20171215070958j:plain

その後はさすがに歩き回って疲れたのでホステルへ。ちゃんと住所を調べて行ったらやっぱりさっきの通りで合ってた。普通の民家。恐る恐るインターホン鳴らしたらホステルで一安心。目印になる看板かなんか出しといてよって思いました。夜は同じ部屋に泊まってたブラジル人たちと飲みに行くことに。この時期はブラジルではフェスタ・ジュニーナと呼ばれるお祭りの期間。ブラジルではカーニバルに次ぐ二番目の祭りで、近くのバーでそのフェスタがあり、みんなでそれに行くことに。ところがあまりの疲労で寝てしまい、仮眠のつもりが朝までぐっすり。フェスタには行けませんでしたがとても充実したオウロ・プレット観光でした。

f:id:karatsunoferu:20171215070308j:plain

・科学技術博物館(Museu de Ciência e Técnica)

開館日:火-日 12:00~17:00

入場料:10レアル(学生5レアル)

にほんブログ村 旅行ブログ ブラジル旅行へ
にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

オウロ・プレット観光③

金鉱見学は仕方なく諦め、せっかく近くまで来たのでとサンタ・エフィジェニア教会(Igreja Matriz de Santa Efigênia)へ。ここは奴隷で雇われていた黒人が建てた教会です。丘の上にあり、たどり着くまでに急な坂を上ります。暑いしリュックが重いしで大変。みんなツアーの車で来てました。古い階段の先に立つ小さな教会。どういう思いで当時の奴隷たちがこの協会を建てたのだろうと思いを馳せると、熱い気持ちを覚えました。

f:id:karatsunoferu:20171213050300j:plain

帰り道、先ほどの急な坂を下ってるとホームレスに絡まれました。「へい日本人?隣町のマリアナ出身なんだ、そこまでのお金くれ」。普通はノン・ポッソ(できない)と言うと離れてくれるのですが、この人はなかなか離れなくて言いくるめるのが大変でした。旅先でJapanとかArigatouと声をかけてくる人がいますが7割の確率でこういう人が絡んでくるので、旅先で日本語を聞いてうれしくなる気持ちも分かりますが反応しないのが無難でしょう。チラデンチス広場まで戻って遅めのランチ。広場の左手にある有名なサンドイッチ屋OURO PRETOへ。Subwayみたいな感じで店主がサンドイッチを作ってくれます。この店主がとっても親切でサンドイッチも美味しくて大満足でした。

f:id:karatsunoferu:20171213050707j:plain

店を出ると下ってすぐの露店へ。ここでお土産品を見ます。オウロ・プレットは金はもう採りつくされたものの未だに色んな鉱石が採れるようで、色んな石が安価で売られています。特に有名なのが石けん石で、石けん石を使った工芸品がたくさん売られています。自分も露店で石けん石の小物入れをプレゼント用に買いました。すると露店の女主人に案内され別の店へ。そこの店主が裏からこっそり出したのがトパーズ。せっかく買ってくれたから今回だけサービスで売るよと。キラキラ光っててめっちゃ綺麗やけどよくある観光客への詐欺やん!わかりやすいなぁと丁重にお断りしました。そのあとはちゃんとしたお土産屋さんものぞき、個人的に石がとても好きなので買うのを我慢しながらウィンドウショッピングを楽しみました。

f:id:karatsunoferu:20171213050543j:plain

その後は硬貨博物館(Casa dos Contos)へ。記憶では確か入場料は無料だったような…バロック建築の建物内にはブラジル歴代の硬貨やお金が展示されてました。また、地下にはゴールドラッシュ時代を感じさせる道具が展示されてました。ここは写真撮影が禁止だったようで警備員にめっちゃ怖い感じで注意されちゃいました…

f:id:karatsunoferu:20171213045910j:plain

・サンタ・エフィジェニア教会(Igreja Matriz de Santa Efigênia)

開館日:火-日 8:30~16:30

入場料:5レアル(学生と60歳以上は2,5レアル)

・硬貨博物館(Casa dos Contos)

開館日:火-土 10:00~17:00

    日・祝 10:00~15:00

にほんブログ村 旅行ブログ ブラジル旅行へ
にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

オウロ・プレット観光②

"陰謀の博物館"を出た後はカルモ教会(Igreja Nossa Senhora do Carmo)へ。朝はじめに探したときは気づきませんでしたが、博物館の真横にある教会がカルモ教会でした。博物館出てすぐ左の道を進み到着。少し高台にあり階段を上ります。入り口付近では美大生と思われる学生が思い思いに絵を描いていました。入館料5レアルを払っていざ教会内へ。ここでもカメラ撮影が禁止されているため写真を撮ることができませんでしたが、先ほどのピラール教会に比べ落ち着いた感じの教会でした。教会の隣に附属の小さな博物館がありましたがそこには入らず、教会周辺の庭をうろうろして終わりました。教会を出て階段を下った右側にラテンアメリカ最古(と言われている)の劇場があります。が、閉まってて中に入ることはできませんでした。残念。

f:id:karatsunoferu:20171212040258j:plain

そして、いよいよオウロ・プレットNo.1の教会へ。チラデンチス広場から少し下ったところにあるサンフランシスコ・ジ・アシス教会(Igreja de São Francisco de Assis)。教会前には露店も開かれ観光客でにぎわってます。まずはサンフランシスコ教会からさらに少し下ったところにある教会へ。ここは見晴らしがよく、街並みをバックに写真を撮るのに適しています。写真を撮った後、サンフランシスコ教会へ戻り教会内へ。ブラジルのミケランジェロと称される芸術家アレイジャディーニョが建てた教会で、独特で少しグロテスクな彫刻が特徴です。他には見られないようなユニークな教会で、すごく迫力がありました。カメラ撮影禁止がもったいないなぁ~。

f:id:karatsunoferu:20171211205058j:plain

この後は昔使われてた実際の金鉱・坑道を見たいなぁということでシコ王の金鉱(Mina do Chico Rei)へ。ここではアフリカの王子が奴隷として働かされていたそうで、一国の王子が奴隷になる世の中って今では想像できないなと。だからなおさらこの金鉱を見てみたいなと思いました。ところがここで事件発生。橋を渡った先に目当ての金鉱があるのですが、その橋の上にいわゆるキャッチが待機してます。50レアルで金鉱まで連れてくよってやつです。橋を渡ってそのまま進めば問題なく着くのですが、そこは狡猾な彼ら。「俺らが連れてってやるから!学生なら半額だよ、ガイドが一緒じゃないと中に入れないよ」などと言ってなかなか通してくれません。そしてしつこくついてきます。彼らの見た目がすごく怖かった(ホームレスみたいな格好)し、まだまだブラジルに恐怖感もあり「一人で行けるから通してくれ」と言えず…結局「興味がないから、ありがとう」と言って逃げました。回り道をして他の道から、また、他の有名な坑道も試みましたが金鉱に続く道はすべてキャッチが押さえていて。一人で突っ切る勇気もなく金鉱見学は諦めました...とても残念だけどまたオウロ・プレット来る理由ができました。

・カルモ教会(Igreja Nossa Senhora do Carmo)

開館日:火-日 8:30~11:00、13:00~17:00

入館料:5レアル

・サンフランシスコ・ジ・アシス教会(Igreja de São Francisco de Assis)

開館日:火-日 8:30~12:00、13:30~17:00

入館料:10レアル(学生5レアル)

にほんブログ村 旅行ブログ ブラジル旅行へ
にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

オウロ・プレット観光①

6月16日、朝7:30にオウロ・プレットへ到着。約半日のバス移動はもちろん疲れますが、それ以上にストレスを感じたのは後ろのおじさん。みすぼらしい格好で叫んだり歌ったりとずっと騒いでて。そして、隣のおばさんにずっとちょっかい出してました。この2人、バスターミナルから一緒にいたけど夫婦ではなさそう。おばさん常にそっぽ向いてたし、どうもこのおじさんが「荷物持つから」という感じでナンパしようと、無理やりバスまで一緒についてきたみたい。おばさんの態度とバスの乗客全員の空気で察しろって感じでマジで迷惑な男でした。

オウロ・プレットに着くとわくわく感で今朝までのバスでのことはすっかり忘れてしまいました。バスターミナルで翌日のバスのチケットを買うと早速町の中心へ。まだ霧のかかる道を10分ほど下っていくとオウロ・プレットとご対面。日本語で「黒い黄金」という意味のこの街はブラジルゴールドラッシュの中心であり、ブラジルの歴史が随所に感じられる世界遺産の街です。今まで見てきたブラジルの街とは明らかに異なる街並みに感動。これは期待が膨らみます。

f:id:karatsunoferu:20171211193700j:plain

街の中心、チラデンチス広場(Praça Tiradentes)に着くとまずは北の小高い丘の上にあるという教会へ。朝一でやる気もいっぱいということでどんどん登って行きますが、いっこうに姿を見せない教会。事前に調べた場所はちょっとした展望台になってるだけで教会はない。おかしいなと思いつつも、時間はたっぷりあるのでまだまだ登ります。協会はこちらという標識もあったのでもう少しだろうとさらに30分ほど登り続けましたが、出くわすのは民家のみ。地元の人もこんな所に観光客かぁ~と不思議そうに見てくるのでこのあたりで断念。結果、45分ほど山登りしただけになりました。でも、高台から朝日に輝くオウロ・プレットを一望できたので良かったです。綺麗でした。

再びチラデンチス広場に戻ると人が増えて少し活気づいてきました。オウロ・プレットは何といっても歴史的な建物、特に教会が街のあちこちにあり、今回の旅の最大の目的でもあります。早速、オウロ・プレット三大人気教会の1つ、カルモ教会へ。しかし、そのカルモ教会がなかなか見つからない。旅行のときはいつも事前に地図を作って行くのですが、どうも場所を間違えて描いていたようで…もう1つの三大教会、ピラール教会(Basílica Nossa Senhora do Pilar)に先に着きました。教会の前の売店で入館料8レアルを払い、教会内へ。さすがオウロ・プレットの教会、金をふんだんに使った豪華絢爛な装飾に圧倒されました。残念ながら写真撮影禁止でしたが、目に焼き付く金装飾でした。

f:id:karatsunoferu:20171211201456j:plain

その後、再びチラデンチス広場へ戻り、正面のインコンフィデンシア博物館(Museu da Inconfidência)、通称"陰謀の博物館"へ。1822年にブラジルはポルトガルから独立しましたが、その独立運動の先駆けとなった「ミナスの陰謀」やリーダーのチラデンチス(Tiradentes)についての資料などが展示されています。オウロ・プレットに来た際は必見の博物館です。ここも写真撮影が禁止されていて、荷物はすべてロッカーに預けます。

*この博物館を正面に、チラデンチス広場の左手に観光案内所があるのでそこでオウロ・プレットの地図をもらいましょう。それぞれの教会や観光地への行き方はこの地図を参照してください。

f:id:karatsunoferu:20171209223836j:plain

・ピラール教会(Basílica Nossa Senhora do Pilar)

開館日:火-日 9:00~10:45、12:00~16:45

入館料:8レアル

・インコンフィデンシア博物館(Museu da Inconfidência)

開館日:火-日 10:00~17:00

入館料:10レアル(学生、65歳以上は5レアル)

にほんブログ村 旅行ブログ ブラジル旅行へ
にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

寄り道サンパウロ②

さて、バットマン路地が終わると次はサンパウロの中心、セー(Sé)へ。スマレ(sumaré)駅からパライーゾ(Paraíso)駅で青ラインに乗り換え、セー(Sé)駅へ。駅を出ていきなり驚愕しました。立派なカテドラルという聖堂があるのですが、その前のセー広場とその横の公園にホームレスのテントがずらーっと並んでいます。そして、駅からその聖堂に行くまでの道にずらーっとホームレスがいて、こっちを睨むように見てます。めっちゃ雰囲気が悪くて怖かったです。後から聞いた話だとセーはサンパウロでも治安の悪いところの1つらしいです。恐る恐る聖堂、カテドラル・メトロポリターナ(Catedral Metropolitana de São Paulo)の中へ。外観も見事ですが、内装も立派。そして何より大きい!この日は本当に怖くて中しか写真が撮れませんでしたが、外観がとてもきれいで立派な聖堂なのでいつか外観の写真も撮りたいと思います。

f:id:karatsunoferu:20171201091351j:plain

そのあとサン・ベント(são bento)駅方面に向かってセーを歩いていきます。おしゃれな通りだと思いましたがこの日は祝日だったのでお店がすべて閉まってて人も全くいませんでした。お昼ご飯は先輩がこの前見つけたというレストラン Bar Salve Jorgeへ。内装もオシャレでピザとカイピリーニャ(ブラジルのフルーツカクテル)もおいしかったです。そのあとはサン・ベント修道院(Mosteiro de São Bento)、有名な鉄橋を渡り、さらにはイタリアビル(Edifício Itália)へ。このビルの展望台からの眺めがいいとのことで行ったのですがこの日は祝日のため上れませんでした。時間が余ったのでサンパウロのおしゃれ通り、オスカル・フレイレ(Oscar Freire)通りへ向かうことに。ヘプブリカ(República)駅から黄色ラインでパウリスタ(Paulista)駅へ。途中パウリスタ大通りの大きな本屋に寄り、その後歩くこと15分。オスカル・フレイレ通りへ。あまりファッションとかブランドに興味がないのでどれくらいすごいのか、おしゃれなのかは分かりませんが、個人的にはミニ表参道だなと思いました。ビーチサンダルのHavaianas1号店がこの通りにはあります。

その後パウリスタ駅に戻るとここで先輩の友達とはお別れ。先輩がラーメンを食べたいというのでリベルダージのラーメン屋MOMO LAMENへ。先輩がサンパウロで一番おいしいというラーメン屋。白みそラーメンを頼みました。確かに日本のラーメンとほぼ同じでとてもおいしかったです。

それから先輩とも別れバスターミナルへ。20:00のバスでオウロ・プレットへと向かいました。

f:id:karatsunoferu:20171201093924j:plain

・セー(Sé)周辺

セー(Sé)駅を出るとすぐに聖堂を見つけることができます。この聖堂から北の方に上っていくとサン・ベント修道院などセー地区の中心部を散策できます。事前にGoogleMapsで調べておいたり地図があると便利でしょう。治安が悪い地域なので周りに気を付けて歩いてください。特にケータイ、カメラは注意してください。

・イタリアビル(Edifício Itália)

地下鉄の赤・黄色ライン、ヘプブリカ(República)駅から南東の方角にあるビルです。駅の前にはヘプブリカ広場という広場もありますがこのあたりも治安は良くないです。ヘプブリカ(República)駅の切符売り場では横に物乞いがスタンバイしてお釣りを狙っているので、なるべく他の駅で切符を買うようにしてください。

オスカル・フレイレ(Oscar Freire)通り

地下鉄の緑ライン、コンソラサン(Consolação)駅、または黄色ライン、パウリスタ(Paulista)駅から南東に歩いて15分ほど下ると着きます。通りを示す標識に注意しながら歩いてください。アウグスタ(Augusta)通りを歩いていくのがおすすめです。

にほんブログ村 旅行ブログ ブラジル旅行へ
にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村